遠い日のバレンタイン

ねこまさむね
この記事は約3分で読めます。

むかし冬でも比較的暖かい街に

見た目はチャラいけど

奥手な妙齢の男性がいました。

同じ街に、

この先の人生は

一人で生きていこうと静かに決めた

妙齢の女性がいました。

二人は些細なきっかけで知り合い、

取り留めのない会話をしながらも

なぜか次回も一緒に食事をしようと

約束していました。

約束の日はバレンタインの数日前でした。

ところが、

男性に突然の転勤命令が出ました。

女性は、

所詮その程度の縁だったんだと

諦めました。

とは言っても、

車で40分程離れた街への異動でした。

男性は、

引越しの片付けも手伝ってほしいし、

迎えに行くから遊びにこない?

と訊きました。

女性は、

いいよ、と答えました。

当日、

車で迎えに来た男性に、

女性は引越し祝いの小さなサボテンと

小さなチョコをくれました。

男性は体型が崩れるのを気にしていて、

甘いものは苦手なんだと

その女性には言っていました。

けど本当はチョコレートは大好きです。

男性は、可愛いね、ありがとう、

チョコは後で一緒に食べようね

とだけ答えました。

女性に手伝ってもらったので、

引越しの片付けもだいぶはかどりました。

夕飯は、片付いたスペースで

ふたりで鍋をやりました。

デザートには、

女性がくれたチョコを食べよう

ということになりました。

開けてみると、

有名な洋酒入りのチョコでした。

実は男性は当時、

お酒があまり好きではありませんでした。

飲めるのですが、

苦くてどこが美味しいのか

さっぱりわからなかったからです。

甘いものが苦手と言ったから、

これにしたのかなと想像しながら、

美味しいねと言って食べました。

男性は慣れないお酒に

ほろ酔いになってしまい、

そのままうとうとと眠ってしまいました。

女性は、

片付けたら帰ったほうがいいのかな?

と思いながらも、男性の横に寝転がり、

歳下の男性の

あどけなさの残る寝顔を見ていたら

眠くなってしまいました。

夜明け前、先に男性が目覚めました。

男性は横になったまま、

一つだけ歳上の

あどけなさの残る女性の寝顔を

眺めていました。

こんなふうにこれからも

ずっと一緒にいられたらいいな

となんとなく思いました。

男性は、

起こしたらごめんね、と言いながら、

女性の頬にそっと手の甲で触れました。

女性は、本当は

起きていたのかわからないけれど、

すぐに目を開けて

にっこり笑ってくれました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

あれから何年経ったかなあ。

彼は彼女に鍛えられ、

ビール以外は飲めるようになりました。

彼女の今の夢は

彼と瓶ビールを

差しつ差されつ飲むことだそうです。

・・・それはちょっとまだ先かなぁ(汗)

 

 

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  1. むね兄♡

    多分そういう話だろうと想像はついてたけど。めっちゃいい話だよ♡もしかしたら、確信犯かもしれない。でも、ちゃんと愛があって、縁もあって、今一緒にいるんだろうなぁ。

    本当に素敵なエピソード♡ずっと大事にして下さい♡そしてまたこういう話を聞かせてもらえたら、嬉しいです。

  2. お恥ずかしいっ(〃ω〃)
    でもちょっとの勇気で変わることもあるよって知ってほしかったのもある(*^^*)

  3. 心が暖かくなって、少しホロッとしたのは私だけかな?

    素敵なお話ありがとう✌️😊👍

    • コメントありがとうございます。

      えへへ(〃ω〃)お恥ずかしい。
      もうずっと前の話です。

      ちょっとだけ、勇気を出してみた二人の話です(*^^*)

 



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